今日はSBを続けてきて感じていることを少しお話してみます。
私がスクラップブッキング(SB)というものに出会ったのは娘を妊娠した頃。
それ以前から、父がやっていたカメラのお古をもらったりして、
主にフィルムカメラで写真を楽しんでいましたが、
その頃から、今では到底SBとは言えないけれど、
それなりに写真をまとめたりすることが好きでした。
それが、娘が誕生して、その成長の一つ一つを親として体感していく時間自体と、
娘の成長が記録として残せるツールとしての写真を、
いかに「形」として残していけるか・・・
それがSBに出会って、作品作りのスタートのきっかけ。
当時はまだ国内ではSBなんてほとんど知られておらず
(って、今でも一部の熱狂的スクラッパー人口しかSBを知らないように感じますが)
洋書や雑誌を取り寄せては色々と参考にしながら作品作りをしていました。
月日が経ち、今は色々な機会があり、SBを楽しみたい!と思われてる皆さんと
講座で出会い、幸運なことに、一緒に作品作りが出来る立場となりましたが、
定期クラスの箇所分、そして単発講座を開く回数が増えるほどに、
いろんなタイプのSBファンに出会います。
私がSB講師として常に感じること・・・。
せっかく講座を楽しみに受講しに来てくださるのだから、
まずは何より私の講座を「純粋に楽しんで頂きたい!!」という気持ち。
SBが皆さんの生活の中で、どんな位置にあるのか、
それは人によって様々でしょうが、
SBは少なからず皆さんの生活の「潤い」であってほしいと思います。
そんな潤いを求めに、クラフトアートを楽しむ感覚で講座にご参加の際には、
ぜひ、のびのびと作業して頂きたいのです。
講座で耳にするのが「ここって、何インチにカットですか?」
とか、「何センチ何ミリでしょうか?」 という声^^;
私のクラスにご参加の際は「インチやセンチなんて、多少のことは気にしないで!」と
必ず声をかけています。
それでも、「本当にこれでいいのですか~」という声も^^;
『いいんです!! 私を信じて作って~!』 と声を張り上げています。
もちろん、立体物の制作の際にはあらかじめ作り方のレジュメもお渡しし、
それに添っての講座を行ってますから、厳密にはサイズは決めて作業していますが、
作業の工程で、例えば少し寸法が違ってしまったとしても、
カットした部分が違ってしまったとしても・・・
「その後から生まれる新しい形」が、実は面白かったりするのです!
そしてその形をご一緒に探す案内人が、私ですから、
そういうときこそ、沢山声をかけて下さい!!
時々、私の全く知らない場所で、思いもよらない方が
オリジナルのレジュメを使って同内容の講座をしていると耳にする時があり、
残念に思うときもあります。
時には、作品に興味があり、同内容のものを講座でやってみたいのだけれど、と、
きちんと一声かけて下さる方もあり、講師もまた様々だな~と感じます。
でも、そんなことよりも、私はそれぞれのクラスで講座をして、
皆さんとワイワイクロップを楽しんでいる時間が大好きです!
その講座の作品の形をさらに発展させるとこんな感じも生まれるよ!なんて、
お話しすると、
『ぷらいむ先生のお話でこんなの出来ました!』って、見せてくださる方も。
その作品の中には、その方の色々と試行錯誤したところが見えて、
それがまた私の刺激になり、本当に嬉しく拝見しているのです。
また、そうして新しい作品を生み出せた時こそ、本来アートとしての
制作の感動はあるのだと思うのです。
これからも、皆さんと過ごす沢山のSBタイムのために、
カメラを片手に、色や形を求めて、あちこち出没します。
当初、洋書のSB本から得たヒントは、今はもう、私にはそこに無く、
例えば街角、例えば本屋、例えばホームセンター、例えば美術館、例えば大学・・・
私の生活の中に色々なヒントやアイデアがあるのです。
「潤い」となる私のSBは自分自身の生活の中にある、ということ。
SBをしている皆さんも、ご自身のSBに対する気持ちにちょっと耳を傾けて、
ご自身に一番合った、「潤い」を感じるスタンスで、
永く楽しいSBの時間を過ごしてくださいね♪
SBを楽しまれる皆さんの純粋な「Happy Smile」にお目にかかれる日を
いつでも楽しみにしています^^
こんばんは^^
ぷらいむさんの日記を読んで「本当にその通りだなー」と思いコメントしました。
さらに同じようなことが私もあり、その時は戸惑いと悲しさを感じたことを覚えております。SBを通して素敵な時間を共有できればと思います。
これからもぷらいむさんらしい思い出を素敵に残せるLOを楽しみにしています^^
投稿情報: きみえもん | 2009年9 月24日 (木) 00:38
SB講師の資格というものは、国の資格などではないし誰でもお金をかければ取れてしまう・・・そこが色々な意味で難しい所だと感じることも。
アートの世界を誰かに伝えよう!と思ったときに、「何が必要なのか」を理解し突き詰められる人でないと難しいという事を、もう少し伝える場所があってもいいように感じます。
きみえもんさんも、ご自身のSB感ある活動を頑張って下さいね!
投稿情報: ぷらいむ | 2009年9 月24日 (木) 11:20