東北地方太平洋沖地震。
あまりに大きい被害を残し、はや2週間も過ぎました。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された方々やそのご家族の皆さんに心からお見舞い申し上げます。
そうした天災で、被災地は2週間を過ぎた今でも救済の差が生まれ、混乱し、
少し離れた関東方面でも、東京電力管轄の地域では「計画停電」での弊害もあり、
私達の日々の暮らしも地震前とでは随分違ってしまった感じですね。
情報も錯綜し、それに踊らされてはいけないと思いつつも、
「まずは自分がよければ・・・」という部分も見え隠れしている世の中。
それではちょっと寂しいでしょう・・・
地震があった2日後からは、極力いつもと同じ時間を過ごそうと、
SB講座も写真活動も再開していますが、
各クラスにご参加の皆さんとお目にかかるとやはり話題は「地震の日のこと」。
皆さんそれぞれに自分自身の困惑と、ご家族の安否に動かれ、
その後の買占め騒動やガソリン不足、原発、計画停電の話題でもちきりでした。
それでも、皆さんそれぞれに工夫して過ごされているようで、
お目にかかってクロップされる姿には笑顔もあり、私もまずは嬉しく、安心しています。
笑顔。
はたして被災地の皆さんには、笑顔の時間があるのでしょうか?
現地のニュースを見ていると、瓦礫と化した自宅跡に戻って、
必死に思い出のアルバムを探し出そうとしている方方々の姿が映し出され、
いかに「写真とアルバム」というものが人々にとって思い出のカタチとして大切なものか、
あらためて感じられ、スクラッパーである私たちだからこそ、
失ってしまった痛みが手に取るように分かる気がし、思わず涙が出ました。
そうした方々に、今、私達が出来ること・・・
スクラッパーとして、今、出来ることを考えてみました。
私達がいつも楽しんでいるSBで、チャリティーを通じて被災地の皆さんへ
少しでも義援金の形で力になろう!と。
チャリティーキット【希望のサクラミニブック】プロジェクトを始動します!!
フォルドテクニックとテンプレートを利用した「サクラミニブック」製作。
1キット¥1,500-で販売し、そのうちの¥1,000-を義援金として、合計金額を
「日本赤十字社 東北関東大震災義援金」を通じ、被災地に寄付したいと思います。
チャリティーキット販売は「ぷらいむ工房」http://primecrop-sb.ocnk.net/でご注文頂けます。
私が学んだ色彩心理学の教授が先日某番組で「子供のメンタルケア」の話をされており、
震災(阪神大震災)や事故などで大きなショックを受けた子供たちに絵を描かせると
事後直後の場合、使わない色があるということ。
それは、『ピンク色』。
心に大きな不安や悲しみがあると往々にして「暖色系」を用いなくなり、
ことさらピンクは表現から無くなる色なのだとか・・・。
心理に応じて人は無意識に色を使い分けていると言われており、
だからこそSBでも写真を撮った時のその想いを色にのせて創造していこうと指導している私にとって、
この話は、実にショックでとても悲しいことだと感じました。
だからこそ、今被災地から少し離れた私達スクラッパーが出来るとしたら、
明るい色を使い、今の私達の想いをカタチにして表現し、
自分を、そして被災地の皆さんを、明るい笑顔に変えていけたら、と思うのです。
また、このキットが完成したらそれを手にした皆さんの笑顔の写真を撮って頂き、
それを私に画像添付で送って頂きたい!
その画像をさらに大きなカタチにして、
被災地の子供たちにメッセージと一緒に届けてみたいと思っています!
春に向けて、このさくらをイメージしたミニブックの講座を行ったクラスもすでにございますが、
趣旨にご賛同頂ける方は、ぜひこの機会にご協力の程、
どうぞよろしくお願い致します!!!
私達の美しい国、日本には、また今年も春がやってきます。
今、一人ひとりの心をひとつにして、
希望のサクラを咲かせましょう!
チャリティーキット販売:「ぷらいむ工房」http://primecrop-sb.ocnk.net/
東北出身で実家と親戚をこの地震で亡くした者です。
笑顔の写真を被災地に送るのですか?
それはやめたほうがいいと思います。配慮に欠けるのではないでしょうか?
大切な我が子や両親、兄弟を亡くして、家を失って、写真の一枚もない被災者もたくさんいます。
遺体が見つかればいいけど、我が子の遺体さえない、写真もない人もいます。
幼子を亡くしてる親もたくさんいます。
そうゆう方が幸せに満ち足りた写真を見たらどう思うでしょう?
すべてを失った被災者は深い悲しみに落ちると私は思います。
投稿情報: ゆうき | 2011年3 月30日 (水) 17:19
>ゆうきさん
まずはご親戚のご不幸があったとのこと、謹んで悔やみを申し上げます。また貴重なご意見をありがとうございました。
実は私も親戚が福島県南相馬市で被災し、未だに行方不明となっており、近親者は現地で必死の捜索をしております。
現地が悲しみでいっぱいであることも、物資の格差や風評被害での混乱なども、充分聞いております。
そんな中で、何か今出来ることは?と考えたプロジェクトです。
今回のチャリティーキットは、売上の一部を義援金の形にし、被災者の何某かのお役に立てればという想いと、消えない悲しみはあると充分思いますが、それでも生きていく以上、前に進んでいかなければならない被災地の皆さん、そして私たちにとって一生涙では過ごせるわけでなく、だからこそ、少しでも前に進めるようなエールを送りたいという思いでのことです。
作品を創った方の幸せな様子を見せびらかすのでなく、「生きる応援メッセージ」を届けたいという考えです。
もちろん、被災間もない今ではなく、被災地の復旧・復興状況を見て、日赤、地方自治体を通じての広報等でご案内をいただこうと思っています。
色々な考えがある中で、私たちのSBの力で、被災地のたった一人でもいい、元気を取り戻して頂ければと思います。
ありがとうございました。
投稿情報: ぷらいむ | 2011年3 月30日 (水) 19:10
>まずは自分がよければ・・・」という部分も見え隠れしている
と文章にありましたが、
まさにこのプロジェクトこそ自己満足な気がしてなりません。
被災地で必死に生きる方々に、1番必要なものは何か。
まずはそれが最優先です。
スクラッパーの笑顔の写真を貼ってメッセージで送る?
被災者の笑顔こそ力になりますが、被災していない他人の笑顔の写真や
サクラアルバム?そんなものは今欲していないと思います。
皆、家族の思い出の写真1枚すら
流されてしまったのだから。
投稿情報: ぷらいdo。 | 2011年4 月16日 (土) 19:02
おかげさまで趣旨にご賛同頂き同じ気持ちでプロジェクトに参加してくださった方も、150名余りとなっています!本当に嬉しいです。
キットプロジェクトの詳細はブログではほんの一部のご紹介です。
ぜひミニショップでご確認頂ければと思います。
「ぷらいむ工房」http://primecrop-sb.ocnk.net/
また、色々なご意見があると思います。
意に反しているものであるというご判断の方は、ぜひご自身の考えで、被災地に何らかのプラスになる活動を、行動として頂きたいものです。
小さな想いも、それがひとつにまとまれば、大きな力となって
ほんの少しでも誰かの力になれるのだと信じています。
同じ思いでご賛同頂いた皆さんに感謝とともに、
その気持ちをきちんとお届け出来るようにこれからも
継続して頑張っていきますね!
ありがとうございました♪
投稿情報: ぷらいむ | 2011年4 月16日 (土) 22:30